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宮内貴久研究室(民俗学)

2022年4月22日更新

  • 57山形県西置賜郡飯豊町
  • 八王子祭・山車調査八王子市南町山車

〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1 お茶の水女子大学 大学本館327研究室
TEL/FAX: 03-5978-5797
Email: miyauchi.takahisa@ocha.ac.jp

専門

民俗学 文化人類学 建築史・意匠

プロフィール

  • 1966年1月 岩手県に生まれる。
  • 1989年3月 筑波大学第一学群人文学類卒業
  • 1997年3月 筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科文化人類学専攻単位取得退学
  • 1997年4月 日本学術振興会特別研究員PD(2000年3月まで)
  • 2000年4月 聖徳大学人文学部日本文化学科専任講師(2004年9月まで)
  • 2004年10月 お茶の水女子大学生活科学部人間生活学科生活文化学講座助教授
  • 2007年4月 お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科文化科学系准教授
  • 2013年1月 同 教授
  • 学位 博士(文学) 2003年筑波大学

研究の概要

私は人間がいかに環境を認識し、生活の場である住居を造り上げてきたかを主要な研究テーマとし、全国各地で民俗調査と民家調査を行ってきました。第一のテーマは、東アジアの建築に多大な影響を及ぼしている風水が、日本本土においてどのように受容され展開されてきたかという問題です。その歴史的展開と実態を史料と調査資料の両側面から考察しています。

第二のテーマは、生活文化における文字文化の在り方を研究しています。従来の民俗学では、民俗はその地で独自に育まれた文化として捉えられてきましたが、文字を通してさまざまな文化を受容し、それまでの地域の文化と融合し定着していく過程に興味があります。具体的作業としては、会津地方を中心として大工が所蔵する巻物の調査研究を行っています。これは職人の位相を解明するに留まらず、民俗と文字文化を考察する視点も含みます。書物の位相、近代教育、読書生活、リテラシーの問題、すなわち生活の中の文字文化を積極的に扱っています。

第三のテーマは、高度経済成長時代において生活がどのように変化したのか研究を進めています。高度経済成長時代は、第一次産業から第二次・第三次産業へと産業構造が劇的に変化した時代です。また、テレビ・洗濯機・冷蔵庫などの家庭電化製品が普及し、現代の都市型生活スタイルが形成された時代です。そうした新しい都市型生活を象徴するのが大都市近郊の団地の生活です。福岡市営弥永団地の生活誌を調査して、生活の変化を研究しています。

  • 伊豆伊豆
  • 京都京都
  • 会津

11
弥永団地

風水研究

20
家相図 山形県東置賜郡川西町

風水とは、土地の気の流れと土地の相(地相)の陰と陽を判断することによって、そこに住む人々に降りかかる災禍を防ぎ、幸福を招こうとする考え方とその実践を意味します。3世紀の古代中国で体系化された風水説、東アジア・東南アジアに広く受容されていきました。日本も例外ではなく、わたしたちの民俗文化にも多大な影響を与えてきたとされます。日本本土では、18世紀末から風水が、家相という形で、庶民の間でも行われるようになりました。
風水と言う言葉は、今日ではたいへんポピュラーなものとなりました。しかし、日本における風水研究は、まだこれからという段階です。日本における風水の受容と展開の問題の解明に努めています。

  • 「明治期家相見の読書と戦略-松浦琴生を事例にして-」横田冬彦編『本の文化史 読書と読者』  平凡社 2015年
  • 「家相と風水」福田アジオ編『はじめて学ぶ民俗学』 ミネルヴァ書房2015年
  • 「日本の家相民俗」『アリーナ』第14号 中部大学 2012年
  • 「風水ブーム再考」『比較日本学教育研究センター研究年報』第7号 お茶の水女子大学比較日本学教育研究センター 2011年
  • 『風水と家相の歴史』  吉川弘文館 2009年
  • 『家相の民俗学』  吉川弘文館 2006年
  • 「家相の民俗と書物」『歴史評論』664号 校倉書房 2005年
  • 「庭園の風水-福島県奥会津地方の『泉水之次第』を中心に-」『アジア遊学』No.47  勉誠出版 2003年
  • 「明治期における家相見の活動-リテラシーと書籍-」筑波大学民俗学研究室編『都市と境界の民俗』  吉川弘文館 2001年
  • 「屋敷地内に植える樹木の吉凶-書承と口承-」『比較民俗研究』第16号  筑波大学比較民俗研究会 1999年
  • 「家相観から見た民家-茨城県土浦市白鳥町の事例を中心にして-」『日本民俗学』第196号 日本民俗学会 1993年
  • 「家相説の受容と展開に関する民俗学的研究覚書」『比較民俗研究』第3号 筑波大学比較民俗研究会 1991年
  • 「日本の家相」 『月刊みんぱく』国立民族学博物館 2020年

奈良県天理市
奈良県天理市

泉水之次第
泉水之次第

家相の民俗学
家相の民俗学

磁石台
磁石台

民家研究

現在の日本の民家研究は、建築学、地理学、家政学、文化人類学などさまざまな学問分野から研究が進められています。私は、民家という空間がいかにして創造されたのかと言う問題、民家に暮らす人々が日常生活の場面でどのように部屋を使用し空間を認識しているのか、屋敷地と家屋に祭祀されている神々の問題、結婚式や葬式など非日常生活の場面での部屋の使用法などの問題に取り組んでいます。これまで、福島県大沼郡昭和村・只見町、茨城県つくば市・牛久市・岩井市、石川県輪島市などで、建築学者などと共同調査研究を進めてきています。また2003年度からは、茨城県真壁町の伝統的建造物群保存調査を始め、町並み保存の問題にも取り組んでいます。

  • 「大芦じねんと塾のころ」『会津学』Vol.6  奥会津書房 2010年
  • 「衣食住-生活感なき衣食住研究-」『日本民俗学』第262号 日本民俗学会 2010年
  • 「家の神信仰-屋内神と屋敷神-」『日本の民俗信仰』 八千代出版社、2009年
  • 「真壁の町並み」 河東義之・藤川昌樹編  桜川市教育委員会 2006年
  • 「住環境と民家」(共著・安藤邦廣)『牛久市史民俗編』  牛久市史編さん室 2002年
  • 「民家の間取りと生活」『つくば市の民家』 つくば市教育委員会 2002年
  • 「住居と世界観」佐野・谷口・中込・古家編『現代民俗学入門』  吉川弘文館 1996年
  • 「間取りと住まい方」「茅屋根の維持管理と今後の課題」『 能登・三井茅屋根民家調査報告書』  日本ナショナルトラスト財団 1993年
  • 「住居空間の創造とその維持-奥会津地方の建築儀礼の分析を通して-」『日本民俗学』第179号 日本民俗学会 1989年

富山県井波町
富山県井波町

徳島県脇町
徳島県脇町

愛媛県内子町
愛媛県内子町

職人巻物研究

福島県奥会津地方には、大工、屋根葺き、元山、狩猟などさまざまな職人がいます。職人達は、師匠の元で修行を行い、一人前として認められると、師匠から巻物が伝授されます。歴史学では、職人巻物は中世以来、特定の職能集団がその職能の由緒と特権を記した文書で、一種の免許状の性格を持つとされています。また、職人の由緒をめぐる研究が進められています。
現在も巻物を伝授するという民俗が残されているのは、事例はたいへん珍しく、その実態について「職人巻物研究会」を組織して、神奈川大学日本常民文化研究所の協力を得て調査研究を進めています。

  • 「中世から続く大工の家」『環』第58号 2014年
  • 「奥会津の番匠巻物」笹原亮二編『口頭伝承と文字文化 ― 文字の民俗学、声の歴史学 ― 』思文閣出版 2009年
  • 「日本番匠記系本の展開-福井県越前市小野谷の事例から-」『歴史と民俗』24 神奈川大学日本常民文化研究所 2008年
  • 「番匠巻物-書き伝えること・呪物・文字意識-」『奥会津地方の職人巻物』 神奈川大学日本常民文化研究所 2006年
  • 「田邊杢之進の系譜と活動-番匠巻物を中心に-」『民俗建築』第125号 日本民俗建築学会 2004年
  • 「モノとしての番匠巻物」、『民具マンスリー』第36巻第7号 神奈川大学日本常民文化研究所 2003年
  • 「番匠巻物研究序説」佐野賢治編『職人巻物の民俗学的研究-南会津地方を中心に-』(科研報告書) 2002年

番匠巻物 福島県大沼郡金山町 番匠巻物 福島県大沼郡金山町
番匠巻物 福島県大沼郡金山町

上棟式 福島県南会津郡只見町   上棟式 福島県南会津郡只見町
上棟式 福島県南会津郡只見町

研究 その他

  • 「電気冷蔵庫の普及と広告」『歴博』196号 国立歴史民俗博物館2016年
  • 「昭和42年のチャグチャグ馬コ」『岩手の民俗』 岩手民俗の会2015年
  • 「住まいと装い」民俗学事典編集委員会編『民俗学事典』 丸善出版 2014年
  • 「エコー診断と胎児観」谷口貢・板橋春夫編『日本人の一生-通過儀礼の民俗学-』  八千代出版 2014年
  • Change in Viewing a Fetus: Consumption of Ultrasound Photos『お茶の水女子大学比較日本学教育研究センター研究年報』第9号 2012年
  • 「高度経済成長期における公営住宅の建設-福岡市営弥永団地を中心に-」『国立歴史民俗博物館研究報告』第207集 2018年
  • 「添い寝中の死亡事故からみた育児と授乳:新聞記事と育児書を中心に」 『国立歴史民俗博物館研究報告』第207集 2018年
  • 「もうひとつの弥永団地:高度経済成長期における住宅団地の建設」 『人文科学研究』第14巻 2018年
  • 「九州の遊郭拡大を支えたもの-軍隊・炭鉱・港湾-」『江戸-明治連続する歴史 別冊環』藤原書店 2018年
  • 「家の神」新谷尚紀編 『講座日本民俗学 不安と祈願』 2 朝倉書店 2020年
  • 「住生活史にみる住生活の対応力の変化」住総研 「おとなのための住まい学」研究委員会編 『おとなのための住まい力-知識・経験・リテラシー』 ドメス出版 2020年
  • 「nDKと家族空間のいま」中込睦子他編 『現代家族のリアル-モデルなき時代の選択肢-』 ミネルヴァ書房 2021年
  • 「福岡市の葬祭事業者の動向と地域密着型葬儀社の戦略と活動-山水社を事例として-」 『国立歴史民俗博物館研究報告』第234集 2022年

授業の概要

1年次

1年次には民俗学の概論を学び、基礎的な知識を学びます。できれば、文教育学部で開講されている文化人類学も受講することが望ましいです。
 *科目名: 民俗学

2年次

2年次には社会伝承、生業・衣食住、儀礼(年中行事・人生儀礼)、信仰伝承、口承文芸など各分野について掘り下げて学んでいきます。
 *科目名: 民俗文化史各論、民俗文化史概論(1)(2)、歴史民俗文化論(1)(2)、生活文化実習I

3年次

3年次からは演習が始まります。演習では、文献や論文など資料の探し方を学び、口頭発表を行っていきます。また、夏休みにはフィールドワークを行い、基本的な調査方法を学びます。卒業論文はフィールドワーク、あるいは文献資料を用いて作成することになります。フィールドワークで卒業論文を作成するためには、3年次冬休み頃から調査地を決めて、基礎的な資料を集める必要があります。
 *科目名: 民俗文化史基礎演習、民俗文化史演習、生活文化実習II

2015年度: 「モノ誕生「いまの生活」』(水牛くらぶ編、晶文社)、『都市の暮らしの民俗学』1~3(新谷尚紀・岩本通弥編、吉川弘文館)の輪読

ゼミ風景 ゼミ風景 
ゼミ風景

ゼミ合宿
ゼミ合宿

4年次

4年次は、各自が卒業論文のテーマを選び、それぞれ資料の収集、調査と卒業論文を作成します。また、夏期にはゼミ合宿を行なっています。
2010年度は千葉県館山市で行いました。集中して勉強するだけでなく、海を楽しみました。

ゼミ合宿 ゼミ合宿
ゼミ合宿

生活文化学論文演習I,II

ゼミ合宿
ゼミ合宿

卒論発表 卒論発表
卒論発表

ゼミ風景 ゼミ風景 ゼミ風景
ゼミ風景

フィールドワーク

民俗学は大学や図書館で、文献を読むだけでは研究できません。日本中の様々な地域に行き、そこでフィールドワークを行います。私も日本中いろいろな所でフィールドワークを行ってきました。特に福島県会津地方、山形県置賜地方、茨城県土浦市・岩井市・牛久市つくば市、広島県因島市は、学生時代から通っている地域です。
主として民俗調査というと、古老からの聞き書き調査というイメージがあるかも知りませんが、それだけではありません。民家調査では、実測を行います。また、埃だらけになりながら、屋根裏に登ることもあります。路傍の石仏などの調査では写真撮影し、実測図を作成したりします。蔵の中に入って民具の調査をしたり、古文書や絵図を写真撮影し解読するなど、色々なことを行います。

茨城県桜川市真壁町
茨城県桜川市真壁町

卒業論文・修士論文

民俗学研究室の卒業論文のテーマは学生自らが自分の関心で決めますので、下記のようにさまざまです。文化財行政・博物館事業など固いテーマから、腐女子・メイドカフェなどサブカルチャーと呼ばれるテーマなど多彩です。しかし、テーマはさまざまですが、聞き書き・参与観察・アンケートなどフィールドワークにより、自分の足で一次資料を集めて卒業論文を書くということでは共通しています。民俗学研究室では、こうしたフィールドワークを重視した教育研究を進めています。

2021年度

◆卒業論文
・ヴァナキュラーアートとしての米こうじ-富山県富山市を中心としたこうじ業・家庭のわざ-
・紙ナプキンの誕生以降における個人の月経体験の実態について―十勝管内での聞き取り調査を通して―

2020年度

◆卒業論文
・『ゼクシィ』からみる結婚にまつわる変化・歯磨きから見る衛生思想の普及と受容の実態
・日本における食のハラール実践―ムスリムを取り巻く対応と環境―
・『奈良県風俗誌』における入浴実態
・収骨方法の地理的分布とそれが意味するもの

2019年度

◆卒業論文
・茨城県県南地区における産育儀礼の実態と変化―初誕生と七五三を中心に―
◆修士論文・ワルシャワ大学
・Sawara no Taisai w japonskim miescie Katori jako obrzed religijny oraz festyn miejski 「都市祭礼と神事としての佐原の大祭」

2018年度

◆卒業論文
・歯磨きから見る衛生思想の普及と受容の実態
・佐賀市における恵比須信仰の実状と変化
・富山県魚津市における魚食文化の変遷

2017年度

◆卒業論文
・酒蔵で働く女性と酒類消費の地域差
・殺人犯の異常性はどこから来るのか―宮崎勤事件を例に―
・群馬県伊勢崎市における葬送儀礼の変化―1980年代以降を中心に―
・1960 - 1970年代の育児と家庭
・鉄道会社の間接収益を支えるもの―鉄道グッズを中心に―

2016年度

◆卒業論文
・現代における映画館のあり方
・学校給食の果たす食育の役割―岐阜市における聞き書き調査から―
・子どもの遊びの伝播・伝承とその変容―富山県呉東地区をフィールドとして―

◆修士論文
・観光資源としてのアニメ聖地の有用性 ―埼玉県川越市「神様はじめました」を題材に―
 

2015年度

◆卒業論文
・博物館における生涯学習-千葉県船橋市郷土資料館を例に-
・日本における海女の伝統の継承に関する一考察-岩手県久慈市における聞き書き調査から-
・正月料理とその選択に関する一考察-新潟市山の下地区をフィールドとして-
・経験者によって語られる現代のお産-埼玉県比企郡ときがわ町での聞き取り調査から-

◆修士論文
・日本における中国狐文化の受容-中日両国の狐説話を中心に-
・山村における観光の歴史と文化変容-福島県昭和村の農家民宿を中心とした考察-

2014年度

◆卒業論文
・クリスマスの大衆化に関する一考察-クリスマスの成立過程と日本人の受容の実態から-
・近代における女性の断髪行為に関する一考察

2013年度

◆卒業論文
・姓名判断と名付けの近代
・近代食生活における「おふくろの味」継承言説の実態-岩手県における聞き書き調査から-
・千葉県のレジャーの変化からみる船橋ヘルスセンターの軌跡

2012年度

◆卒業論文
・人類学的視点からみる血液型気質相関説
・柳川市における婚姻について-聞き書き調査を中心に-

◆修士論文
・子安神信仰にみられる諸側面-富士宮市杉田子安神社を事例に-
・戦後日本における食生活の洋風化に関する一考察-料理番組『きょうの料理』の分析を中心に-

2011年度

◆卒業論文
・1960年代から1980年代のメンズファッションの変遷とその実態
・川越旧十カ町の社会構造とつきあい関係-喜多町と高沢町における聞き書き調査と町内組織の変化から-
・布おむつから紙おむつへの移行
・東日本大震災における自粛行動-“不謹慎”の正体と過剰な自粛-
・車内化粧に見る恥の意識と人間関係に関する一考察

◆修士論文
・都市祭礼研究における再伝統化及びポリティックス-八王子祭りを事例に-

2010年度

◆卒業論文
・現代美人像の実態と生活者の美人観に関する一考察
・現代のギャル女子高校生におけるルーズソックス着用の実態と意識調査
・秋葉原におけるコスプレ系業態の実態に関する一考察
・石見神楽の現在-舞の場から-
・戦後の食卓とメディア-お節料理に見る、創られた伝統-
・女性の衣服入手方法-「衣服を作った時代」から「衣服を買った時代」へ-
・女中奉公の衰退と生活の変化-聞き書き調査と高度経済成長期における変化から-

2009年度

◆卒業論文
・地域ブランドに関する一考察-川越市を通じて-
・電気洗濯機の変遷とその背景
・いのちへのまなざし-胎児・乳児をめぐる写真・アルバムから-
・日本の肉食文化-婦人雑誌『主婦之友』を中心に-
・明治以降の標準語に関する浸透と意識の変化について-朝日新聞の投書記事から-

2008年度

◆卒業論文
・秋葉原のメイド喫茶における常連客の実態に関する一考察
・ある嗜好共同体におけるアプローチ-腐女子について-
・音楽環境の変化と、若者の音楽生活に関する一考察
・食品保存と収納空間の変容-電気冷蔵庫の登場-
・爪の民俗とマニュキュア
・日本女性とブラジャーに関する一考察
・2008年春のストリートファッションの記録と考察-渋谷・原宿での調査から-

2007年度

◆卒業論文
・マイノリティの自己表現と欲望-関ジャニ∞ファンの意識・行動・ファッション-
・文化財保護とその観光資源化について-一乗谷朝倉氏遺跡を通して-

 2006年度

◆卒業論文
・20世紀後半日本におけるピンクの多義性について
・男性ファッション誌とマンガにおけるメガネイメージの変換-1980年から現在まで-
・昭和30年代の公団住宅-集合住宅政策の功罪と団地族の実像- 

 2005年度

 ◆卒業論文
・明治初期における「もの」認識の形成-博物館事業とクリストファー・ドレッサー-
・「パスタ」にみる流行の浸透と発展

卒業後の進路

卒業後の進路は進学と就職の二つがあります。

進学

進学では、博士前期課程では本学大学院人間文化創成科学研究科比較社会文化学専攻生活文化学コースで、民俗学を学ぶことができます。博士後期課程では本学大学院人間文化創成科学研究科比較社会文化学専攻国際日本学領域があります。

就職

就職先は公務員と企業へ就職する者が多いですが、特に特定の業界に就職するという傾向は見られません。

公務員: 外務省課、福井市役所、島根県庁、高エネルギー加速器研究機構、文部科学省 など
企業: H.I.S、紀伊国屋、JRシステム株式会社、パナソニック電工、そごう、株式会社竹尾、りそな銀行、三井中央信託銀行、三井住友銀行、中央労働金庫、京葉銀行、光村出版、幻冬舎、バンダイ、株式会社清原、三井住友海上火災保険、AOKIホールディングス、株式会社アフラック、株式会社出口屋、株式会社ベルーナ、株式会社イケヒコ・コーポレーション、ホテルルートイン、日本生活協同組合連合会、良品計画 など

HP作成者 宮内貴久 miyauchi.takahisa@ocha.ac.jp
(スパムメール対策のため@は全角になっています。半角に直して送信して下さい)

最終更新日:2022年4月22日

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