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刑部育子研究室(保育学)

2018年7月13日更新

研究の概要

これまで主に取り組んできた研究は、園における子どもの学びについての研究です。子どもの学びに関わることは、園におけるカリキュラム、園の活動、保育者の関わり、保育の環境が大きく関わっています。本学には、日本で最も歴史のある附属幼稚園を始め、乳児保育所であるいずみナーサリー、そして平成28年には認定こども園として文京区立お茶の水女子大学こども園が開設されました。3つの園が大学の敷地内にあり、このような環境の中で具体的な子どもの姿を実際に見ながら研究を進めています。子どもの学びや園の生活・文化・環境(空間)を「保育デザイン」という新しい視点で考えていきたいと思います。保育を「アート的」な視点から問い直すという課題にもチャレンジしようと思っています。

プロフィール・研究業績

プロフィール・研究業績については、お茶の水女子大学の研究者情報をご覧ください。

授業の概要

児童学概論(1年)

本授業は生活科学部の歴史ある児童学についての授業です。学際的な視点から児童学に接近します。本学には、日本で最も歴史のある附属幼稚園を始め、乳児保育所であるいずみナーサリー、そして平成28年には認定こども園として文京区立お茶の水女子大学こども園が開設されました。本授業では3つの園についても紹介し、保育という営みについても学びます。

保育デザイン論I・II(2年)

子どもの学びや遊び、園の生活・文化・環境(空間)を「保育デザイン」という新しい視点で学びます。海外の園での活動や環境の事例についても映像資料をもとに紹介します。

保育デザイン基礎演習・保育デザイン演習(3年)

保育や子どもの遊びや学びについての研究の方法論を学びます。基本的な文献や研究方法論の多様性を理解します。また自らの関心に応じて先行研究を調査し、検討することを通して、保育デザインに関する研究を試みます。

生活文化学論文演習I・II(4年)

保育デザインについて、卒業論文を作成する学生を対象とします。論文作成の流れを学び、各自のテーマについて取り組みます。

卒業論文等の題目

2017年度

「絵本における日本語から英語への翻訳による表現の変化」

「保育室内における乳幼児の段差利用に関する研究:お山の利用方法に着目して」

「子どもの造形活動において美術表現が生まれる課程:素材や人とのかかわりに着目して」

「0歳児と音との関わり:9ヶ月から15ヶ月にみる立つ以前以後の乳児の音の関わりに着目して」

2016年度

「乳児保育所における子どもの食に関する研究―生活の流れと食をめぐる保育的雰囲気についての考察―」

「子どもと関わることに対する抵抗感はどこからくるのか―大学生を対象にした質問紙調査による保育研究―」

「乳幼児の遊びに見る『見立て』の発生過程とその広がり」

「認定こども園の課題と今後の可能性に関する一考察」

2015年度

「社会的状況における幼児の身振りについての研究: 身振りの『淀み』に着目して」

2014年度

「年長児の遊びにおけるルールと仲間関係」

「幼稚園の運動会における子どもの成長」

2013年度

「女子大生による早期教育の傾向と捉え方に関する調査―就学前の習い事に焦点を当てて―」

「周りとの関係性の変化にみる子どもの成長」

「台湾の幼児教育形成における日本の影響に関する一考察」

2012年度

「友達関係の変容プロセスに関する研究―幼稚園から小学校への移行期の子どもに着目して―」

「絵を描きながら生み出される子どもの言葉に関する研究―乳児保育所での事例から―」

「幼稚園におけるクラスの人間関係構築プロセスに関する研究」

HP作成者 刑部育子 gyobu.ikuko@ocha.ac.jp

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