成果物
栄養に配慮した備蓄及び災害発生後の食事に関するシミュレーター
厚生労働省の 大規模災害時に備えた栄養に配慮した食料備蓄量の算出のための簡易シミュレーターをベースに、厚生労働科学研究 「大規模災害時における避難所等での適切な食事の提供に関する研究」で、新たな機能を加えました。下の画像をクリックすると、エクセルファイルをダウンロードできます。機能の詳細や使い方は、 手引きをご覧下さい。このシミュレーターの作成過程は 論文になっていますので、合わせてご覧下さい。
栄養素供給量等を考慮した災害時レシピ集
厚生労働科学研究 「大規模災害時における避難所等での適切な食事の提供に関する研究」で策定した新しい「避難所における栄養の参照量」の値を満たす災害時の献立集です。下の画像をクリックすると、PDFをダウンロードできます。この献立の実現可能性について、炊き出し団体にインタビューした結果は論文になっていますので、合わせてご覧下さい。
避難所で入手可能な食品を使った参照量を満たす献立(BMC Nutr 2023)
災害時の避難所で入手できる食品だけでも、組み合わせを工夫することによって、厚生労働省が発表している「避難所における栄養の参照量」を満たす献立を作成できることを示した論文です。豪雨災害の避難所で実際に提供された食事写真の実例も掲載されています。掲載論文のFigure 6は文字や線がずれてしまっているため、差し替え用の図を掲載しています。
論文の画像をクリックするとPDFがダウンロードできます。
福祉施設・病院等における給食BCP導入の手引き(建帛社2023)
令和3年度介護報酬改定及び運営基準見直しの中で、BCPの策定とともに注目すべき点は、BCPを実行できるように訓練の実施を求めていることです。実際の非常時や訓練時には、何ページもあるマニュアルの冊子をめくっている余裕はありません。やるべき行動やチェック項目が簡潔に書いてあるアクションカードを使用します。本書にはアクションカードが別冊として付いています。従来のアクションカードと異なる点は、①これまで内容が薄かった給食に特化していること、②箇条書きではなくフローチャートにすることで、文字を読むのが大変な非常時でも分かりやすいこと、③文字の記入箇所を最小限にとどめ、フローチャート上に〇や×をつけたり、□ 内にチェックを付けたりして使用できるようにしたこと、④拡大コピーして貼り出すことで、状況をみんなで共有できることです。まずはこれを使って訓練をしてみて、自施設に合ったアクションカードに改変していってください。実際の備蓄品を使用した実動訓練を行うのが一番ですが、費用や時間がかかるのがネックです。そんなときは別冊の後ろに載っている「アクションカードを使用した机上訓練の実施方法」もご活用ください。
DVD:災害時の食支援~東日本大震災からの学び~(岩波映像2014)
東日本大震災における「食」に焦点を当てて制作されたDVDです。「食」は、健常者も災害時要配慮者も、また被災者だけでなく支援者も、すべての人が毎日必要とするものです。あの未曾有の大災害の中、人々の「食」はどのように確保されたのでしょうか?
被災地における健康と食を守るために活動した医師やさまざまな現場で働く管理栄養士の貴重な経験と記録を、14名の出演者による解説やインタビュー、当時の写真や見やすい図表によって、臨場感をもって知ることができます。管理栄養士・栄養士養成課程の授業で、他職種の研修会で、また現任者教育等にご活用下さい。
2分程度のCM版は下からご覧いただけます。
購入に関するお問合せは、お茶の水女子大学 研究・産学連携課( s-kenkyo@cc.ocha.ac.jp )まで