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在学生・卒業生の声

2023年7月1日更新

在学生の声

K.M. 4年(2023年)

社会に対して疑問や問題意識を抱いたことをありませんか?本講座では、日常生活に潜む社会経済問題を取り上げ、社会科学の各分野を切り口に深く掘り下げます。社会的関心が高い仲間と共に、多角的な視点を養い、よりよい社会の在り方を追求できる環境がここにはあります。

M.K. 4年(2022年)

本プログラムでは、生活全般について、ジェンダー・社会保障・家族学・経済・法など様々な切り口で探究します。課題の発見と考察の繰り返しから、社会を見る視点を養っていきます。そして、関心の強いテーマへの学びをゼミ活動で深めます。生活への興味を深掘りできる場所です。

R.H. 4年(2021年)

当プログラムでは2年生までに社会科学を幅広く学び、3年生から一つの分野を専攻します。私はこのカリキュラムのおかげで、自分の好き(=経済学)を見つけられました。また、少人数制の授業のため、仲間と興味を追求できるのも当プログラムの魅力の1つです。一緒に「好き」を見つけませんか?

A.O. 4年(2020年)

本プログラムでは、2年生までに幅広い分野を学び自分の興味関心を明確にした上で、3年生からはゼミに入り特定分野への造詣を深められます。また、教授との距離が近いので、日々丁寧な指導を受けられます。「面白い!」と感じる気持ちを大切にして、一緒に学びを深めませんか?

Y.O. 4年(2019年)

「この現状はおかしい」「もっとこんな社会になったらいいのに」と思ったことはありませんか?本プログラムでの学びは、あなたの興味や問題意識から始まります。個性豊かな仲間と共に、気になる問題を社会科学の各分野から見つめてみましょう。きっと解決策が見えてきます。

T.A. 4年(2018年)

本プログラムの特徴は、生活の中にあふれる「当たり前」を問い直す点です。学ぶ領域は、家族、ジェンダー、消費など多岐にわたります。知識が増えるたび、日々の生活、そして社会の見え方が変わっていきます。議論をする機会が多く、多様な意見を通じて学びを深めることもできます。知的好奇心の強い仲間と共に、当たり前が変わっていく楽しさを感じてみませんか。

A.I. 4年(2017年)

本講座では家族、消費者、高齢者、ジェンダーなどといった生活に関わる諸問題を取り上げ、社会科学の方法論を使ってその問題解決に取り組みます。数あるトピックのうち、どこに焦点をあてどのように切り取るかはあなた次第。小さな興味・関心から始まる学びの広がりに、知的好奇心が刺激される毎日です。意欲ある仲間とともに自分の興味を深め、じっくりと育てていく。そんな環境が生社にはあります。

R.A. 4年(2016年)

本講座は社会に関する多様な興味関心を自由に探究できる場です。この環境を生かすために大切なのは、「興味を持って楽しく学ぶこと」「知識を総動員して、社会の身近な問題について考えること」だと思います。知識や経験の点を繋げる意識が、多角的な視点を養うと思います。生社はやる気があれば何でもできる講座です。個性豊かな仲間たちの良い刺激を受け共に成長できるでしょう。

M.K. 3年(2015年)

政治や経済など社会全般に興味があるけど、入学時に専門分野を絞れない」という方にお薦めです。生社では1、2年次にさまざまな観点から社会全般の問題を学び、3年次でゼミを選びます。その際、興味のある分野から2つまでゼミを取ることができるのがこの講座の大きな魅力です。物事をさまざまな観点から捉え、問題解決の方法を広い視野から得られるように、ぜひ生社で一緒に学びましょう!

卒業生の声
N.M. 国税庁

学部卒業後、国税調査官として税務署に勤務後、個人課税部門に配属されて確定申告など税務調査に5年間従事しました。昨年夏からは税務大学校に出向、総務の仕事をしています。
高校時代から社会の仕組みなどに興味があったこともあり、大学では法学、経済学、政治学などを広く横断的に学べる場としてお茶大の生活社会科学講座に入りました。大学3年のとき、将来に役立つ資格をと簿記の勉強を始めたことがきっかけで、仕事をするなら人々の役に立ち、なおかつ国の根幹として欠かせない税務の仕事をと思うようになりました。
納税者の方々と直接向き合う税務署勤務と、税務署員を育てる研修組織の運営側としての仕事の双方の経験を積むことで、最近はずいぶんと視野が拓けてきたと感じています。日々を大切にしながら、自分の目指す方向性をしっかりと見極めていきたいと考えています。

F.I. 日本銀行

金融にまつわる統計を作成する仕事をしています。金融の面から経済を捉える指標として、3ヶ月に1回、HPなどで公表し、新聞などに取り上げられることもあります。
大学で法学、政治学、社会学、経済学、女性学など社会科学全般を学ぶなかで、経済学に強い興味をいだくようになりました。人々の経済活動について理論的に考えていくのがとても面白かったのです。しかも、お茶大ではゼミも少人数ですし、比較的自由に他学部や大学院の授業に参加できるので、深く学ぶことができました。学部卒業後は理論と実践をともに学べる他大学の公共政策大学院に進学しました。
学んできたことをベースに自分で調査して社会に有益な情報を出すというこの仕事がとても気に入っています。これからも求められている情報をよりわかりやすい形でより正確に提供していきたいと思っています。

A.S. NHK

大学に進学する時、何を専攻するかとても悩みました。せっかく四年という時間をかけるのなら、どんな学問にも触れてみたい。社会に出て役立つことを身につけたい。欲張りな好奇心に、分野の垣根をまたぐ知識と分析方法を与えてくれたのが、生活社会科学講座でした。氾濫するデータの読み解き方。仕事・法律などあらゆることに潜むジェンダー。これからの社会保障。学んだことは現在の暮らしに直結しています。在学中、先生方に教えていただいた「多角的なものの見方」は、マスコミで働く上でも、とても大切にしています。また、社会調査士、教員免許を取得し、実習を通して講座外の友人ができたほか、実践的な経験を積むことができました。四年は、長くも、短くもあります。めいっぱい充実した学生生活を、送ってください。

A.S. 日本政策投資銀行

私は、自分自身が生活している身近な問題、特に家族に関わる問題に興味があり、生活社会科学講座を希望しました。入学後は、幅広い興味・関心を抱いている友人、そして、経済学・法学・社会学等さまざまな視点から多くの問題に触れることにより、私が入学前に抱いていた以外の分野にも興味・関心を広げることができました。また、学外の組織である国際開発・途上国開発サークルにおいても、当講座で学んだ考え方を応用できることが多く、グローバルな視点にも応用できる重要な勉強ができるところでもありました。現在は、「排出権購入を目的としたファンドの管理・運営」を担当しております。一見当講座と関係がないように思えますが、在学時に学んだ幅広い分野の知識を活かすことができ、国際開発にも関係する業務を通じて、日々学び続けています。ぜひ、当講座に入学後、視野を広げ、少人数制であるメリットも活かし、教授や友人と一緒に大学生活を楽しんでください。

K.A. 東京都庁

私は、この講座に在籍するなかで、感情論的な作文ではなく、論理的なレポートを書くことができるようになり、知的好奇心の対象を拡げ、尊敬すべき先生や友人に出会うことができました。そして、この講座で学ぶうちに、将来は社会問題に主体的に関わる仕事につきたいと考えるようになり、現在は都庁で働いています。

H.S. 北陸放送株式会社 企画制作部ディレクター

勉強・サークル活動はもちろん、語学研修を含む海外経験8回、さまざまな業種を見ようと多数のアルバイトを経験し、今しかやれないことを精一杯やった大学生活。そのお陰で、誰にも負けないぐらい充実した大学生活を送ったという自信があります。そんな私は今、地方の放送局でディレクターをやっています。番組によってはADもやりますが、入社1年目からDとしてミニ番組を任されたこともあり、忙しいながらも、学生の時とは違う充実感があります。
好奇心旺盛な私は、生活に関する政治・経済・社会・法律、すべての諸問題を幅広く学べるという理由で生活社会科学講座を選びました。講義は本当に身近な問題ばかりで、将来の自分を想像しながら興味深く学ぶことができました。少人数の講義ならではのディベートやプレゼンテーションの機会も多く、その経験が番 組の企画会議の際に大変役立っています。
卒業研究では、自分の興味・関心のあるテーマを自由に決めることができました。私は、自分なりの問題意識を念頭に置き、今後社会を支えていくだろうと期待 されている女性グループの活動、女性のネットワークに注目し、研究しました。さまざまな働く女性の異業種交流会にインタヴュー調査に行き、働く女性の声が 聞くことができたのは、学生という身分の特権だったと思います。社会に出てしまうと、お互いの利益関係が絡んでしまい、なかなか本音は出てきません。まだ 早い話ですが、皆さんも卒業研究では、調査活動をすることをお奨めします。自分の知らない世界に飛び込んでいき、話を聞くという経験は、番組のリサーチや 取材の際に役立っています。また、卒業研究を通して、働く女性には社会活動が必要だと強く感じたので、私も今、異業種交流会に参加しています。普段関わり のない業種の、年代も違う女性と話すことで学ぶことは多いです。
今興味が絞れていない人でも、この幅広く学べる講座で、関心が持てる問題が出てくるはずです。大学4年間をどう過ごすかはあなた次第です。皆さんもお茶大で誰にも負けない大学生活を送ってください。

H.K. 家庭裁判所調査官

私は、身近な生活に関わる社会問題に興味があり、生活社会科学講座を選択しました。生活社会科学講座で私が受けた講義は、家族社会学、社会福祉、労 働経済学、家族法などなどバラエティに富んでいました。最初から特定の専門分野に縛られることなく、自分が学びたいと思う講義を自由に選ぶことができ、幅 広い知見が得られたように思います。学生一人ひとりの研究テーマも多岐にわたっていましたし、そうした仲間との日々の議論は自分にとって貴重な刺激となり ました。今、私は家庭裁判所調査官として働いています。もともと漠然とは興味を持っていたのですが、講義やゼミで、さまざまな角度から家族や子ども、家庭生活に関 する話題に触れましたし、ゼミや卒業論文では、少年法や刑事法の分野には自分なりに取り組みました。こうした勉強を通じて、実際に家庭の紛争解決の場や少年司法の現場に携わりたいという思いが確かなものとなっていったのです。
調査官は、非行を犯した少年、家庭の紛争を抱えた当事者などと向き合って直接に話を聞き、非行や紛争の原因を明らかにして解決のための方策を検討していか なくてはなりません。ケースをどこまで理解できただろうか、適切な関わりかたができただろうか、などと毎日悩める日々ですが、少年の気持ちに触れることが できたかなと思えるようなとき、少年の話を聞いて自分自身の過去と重ね合わせ、社会との摩擦のなかで自分の居場所を見失いもがいている少年の思いが痛いほ ど伝わってくるときもあります。確かに心理学などの知識を必要とされますが、それ以上に自分自身の人間性、人に対する洞察力が問われる仕事です。
大学時代というのは本当に自由です。でも、自由であるがゆえに「本当は自分は何をしたいのか」を見失い、迷わされ、考えさせられたことも多かったように思 います。どの職業についても同じでしょうが、知識や勉強だけでなく、私にとってはこうした「自分探し」のような経験こそが、今の仕事に関わるなかで貴重な 糧になっているように思えてなりません。

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