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学科長あいさつ

2021年5月14日更新

人間生活学科へようこそ。この学科には3つの主プログラムが用意されています。
大まかな特徴をつかみ、各プログラムを提供している講座に進んでください。

人間生活学科とは

生活科学部は、その前身である家政学部の時代から一貫して、「生活者の視点」に立って、人間の生活のあり方に関連した諸問題を多次元的な環境とのかかわりで探求してきました。そのなかで、人間生活学科は、人の心とその発達、人と人との関係、これをとりまく文化や社会に焦点を当て、人文科学・社会科学領域の多様な理論と方法論をもって解明することを目標に、教育と研究を積み重ねてきました。
人間生活学科は、生活社会科学講座、生活文化学講座からなります。(※)各講座は以下に説明するように、それぞれ特徴ある教育理念のもとに教育・研究をおこなっています。しかし同時に、前述のような共通する理念・目標をもって、連携しつつ生活科学という新しい研究分野を拓こうとしているのです。
本学では全学的に「複数プログラム選択履修制度」が導入されました。このため人間生活学科1年生は、2年進学時の主プログラム選択までは共通カリキュラムのもとで学び、2年次以降も本制度のルールに則って学修を重ねていくことになります。みなさんたちには、これまで以上に多様な仲間や教員、学問との出会いがあることでしょう。
そうした教育環境を活かしながら、じっくりと自分の学びたい分野や探求したいテーマを模索し、しっかりとした学修計画のもとに充実した4年間を過ごしていただきたいと思います。

各講座の特徴

生活社会科学講座は、「生活社会科学主プログラム」を基本として、「生活社会科学強化プログラム」により専門性を深めるためのカリキュラムを用意しています。法学、政治学、経済学、社会学という社会科学の考え方を学び、さまざまな社会現象のメカニズムを理解することに焦点を当てる科目から構成されたカリキュラムを提供します。
生活文化学講座は、「生活文化学主プログラム」を基本として、「生活文化学強化プログラム」により専門性を深めるためのカリキュラムを用意しています。日常生活に関わるさまざまな文化現象の解明を基礎におき、比較文化論、民俗学、服飾史、保育学の諸領域にわたる科目から構成されたカリキュラムを提供します。
なお、各講座はいずれも、他の主プログラムで学ぶ学生のために副プログラムを用意しています。学科内・学部内の副プログラム、また他学部の提供する副プログラムも含めて、今後の学修計画を立ててください。

学科の教育の特徴

  • 1つの卒論、2人の教員

1つの卒業論文を少なくとも2人の教員が査読します。

その前提として、3年次に学生は、複数の教員の演習を履修することができます。

  • 少人数制

授業(とりわけ演習)のクラスサイズは比較的少ないといえます。

4年生を例にとると、学科の定員(4年次)は43名(3年次編入含む)であるのに対し、教員は13名います(2020年度)。

平均すると1人の教員が3~4人の学生の卒業論文を指導することになります。

  • 複数の眼

大学での4年間には学習や生活の上でさまざまな問題が起きるかもしれません。

そうした問題について学生は指導教員や学年担当の教員に助言を求めることができます。

(もちろん、学生センターや保健センター人権委員など、全学の支援体制を利用することもできます。)

人間生活学科では一人の学生を複数の教員が丁寧に、そして公正に指導します。

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