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研究室と教員の紹介

2024年11月7日更新

食物栄養学科には、以下の10研究室があり、10名の専任教員がいます。研究の詳細に関してはそれぞれの研究室もしくは教員のホームページをご覧下さい。

食品化学研究室

私たち生き物をはじめ食品に至るまでほとんどが有機化合物でできています。体に良い食品成分(=有機化合物)を食品から取り出したり、分析したり、同じ物質を合成したりするには化学の力とその理解が大変重要です。食と健康の関わりを“化学のメス”で切り開いています。

食品貯蔵学研究室

食品は、加工、貯蔵することで、色や味、食感が変化し、良い香りができてきます。これらの変化は、食品中の成分が化学反応を起こした結果です。どのような化合物が、どのように生成するか、食品の加工・貯蔵による変化を、化学的に解析することを目指しています。

調理科学研究室

調理には、食品素材を安全なものにする、食品の栄養価を高める、食品をおいしくするといった役割があります。これらの役割について、調理によって食品に生じる様々な化学反応や物理的変化、相互作用などを調べて、科学的に説明することを目指しています。

給食経営管理研究室

医療、福祉施設、学校や事業所といった給食施設では、毎日たくさんの食事を提供します。ここでは品質一定でおいしい給食を提供するための調理条件について研究しています。

栄養化学研究室

様々な疾病の予防・治療において、食事は大変重要です。私たちの研究室では、重要なエネルギー源である脂質が、肥満や糖尿病・動脈硬化などの生活習慣病の進展にどのように関わっているか研究しています。また、脂質の欠乏が生体に及ぼす影響についても研究を行っています。

栄養生命科学研究室

超高齢社会を迎えた我が国では、健康寿命の延伸は最重要課題の一つです。私たちはこの課題を克服するため、骨格筋、運動、エネルギー代謝に関連する基礎研究や機能性食品成分に関する研究を実施しています。「食」の機能性を明らかにし、「食」の新たな可能性を切り開くため様々な研究テーマを展開しています。

栄養教育学研究室

こんなに、栄養や健康の情報があるのに、健康的な生活習慣を送れない人がたくさんいます。多くの人が「わかっているけど・・・」と、言います。どのような教育が人の健康行動を変えるのでしょうか。栄養教育学では、食行動のメカニズムを探ったり、より効果的な栄養教育の方法を研究しています。

公衆栄養学研究室

海外での食事調査ほか、非常時の栄養・食生活支援に関する研究、健康教育に関する介入研究やレビュー研究、日本及び諸外国の公衆栄養システムに関する研究を行っています。

病態栄養学研究室

肥満、糖尿病、脂質異常、メタボリックシンドロームなどは典型的な生活習慣病であり、その発症と進行には食生活・身体活動などの因子が密接に関与しています。私たちの研究室では、分子生物学的手法から臨床疫学的手法にいたるまで幅広い研究手法を用い、生活習慣病の予防・治療をテーマに、食生活や運動などの観点から広く研究に取り組んでいます。

基礎栄養学研究室

生体における代謝はおかれた栄養環境や加齢・老化の影響を大きく受けます。例えば、偏った食生活は肥満の原因となりますが、この根底には代謝異常が認められます。また、摂取カロリーの制限は代謝を改善し抗老化・寿命延伸効果を示すとされます。当研究室では、栄養療法や食事療法の基盤の構築を目標に、このような代謝変化の分子メカニズムについて研究しています。

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