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2025年4月1日更新
社会調査法・社会階層論・ジェンダー論
研究室:本館317室
E-mail:wakita.aya(at)ocha.ac.jp ※(at)は@(半角アットマーク)に変えてください
学 部 | 生活調査法、生活社会調査実習、生活福祉学演習I・II、社会福祉学 など |
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大学院 | 生活福祉論、生活福祉論演習、社会的不平等論、社会的不平等論演習 など |
社会学は、社会関係の中にいる人間と、その人間の集まりによって成り立つ社会、自分もその一員である社会を捉えるための、理論と方法を提供します。その研究対象は幅広く、それらを読み解くための様々な範囲の理論があり、 研究対象に関する問いを検証するための複数の方法があります。社会問題の背景にある構造への関心、人間の行為が成り立つ仕組みへの疑問、社会的不公正に気づくことなどが、社会学の出発点になるでしょう。
社会階層やジェンダー等の属性による差別と不平等の構造を明らかにする研究も、社会学の理論と方法を用いて行われてきました。現代社会においても、属性による差別と不平等は大きな問題です。たとえば、現代の日本社会には、出身階層によって受けられる教育が異なる、労働市場における女性の地位が全般的に低い、エスニック・マイノリティやセクシュアル・マイノリティに対するヘイトス ピーチが横行している、といったことがあります。こうした社会的不公正に気づき、関連する理論と方法を学び、これらの不公正について考え議論するための基礎を得られることも、社会学を学ぶ意義の1つだと考えます。
社会学における重要な研究の方法として、社会調査があります。社会調査はいわゆる「アンケート」や「インタビュー」といった形で身近に経験されるものですが、社会調査を行うにあたっては、様々な考え方、細かな方法、そして倫理を学ぶ必要があります。社会調査を実施するために、あるいは結果を適切に読み解くために必要な社会調査法を学ぶ機会も、積極的に提供していきたいと考えています。
研究業績の詳細は、研究者情報のページをご参照ください。
日本社会学会、数理社会学会、地域社会学会、American Sociological Association など