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教員紹介|豊福 実紀 准教授

2025年4月1日更新

豊福 実紀(とよふく・みき准教授 :政治学

専門分野
政治学(日本政治・比較政治・ジェンダーと政治)
連絡先

研究室:本館302室
E-mail:toyofuku.miki(at)ocha.ac.jp ※(at)は@(半角アットマーク)に変えてください

担当科目

学 部 政治学入門、生活政治学、生活政治学演習、政治とジェンダー
大学院 生活政治論、生活政治論演習、ガバナンスとジェンダー

教育抱負

日本のような民主国家では、国民が皆で、どのようにお金を集めて何に使うか、どのような行為を禁じるかなど、皆にかかわるルールを決めることになっています。ただし大勢の国民がそれぞれ異なる意見をもつ以上、全員が満足する「正解」はなく、さまざまな集団や個人が対立したり協力したりする中で、ルールは決まっていきます。政治学は、こうした人間関係のダイナミズムに着目しながら、なぜ・どのようにルールが決定・運用されるのか、ルールはどうあるべきかといったテーマを探求するものです。

グローバル化が進展し、バックグラウンドの異なる人々の交流が活発化する現代において、政治学を学ぶことは有益です。政治学は、人はそれぞれ違うこと、だからこそ争いが生じること、しかしそれを乗り越えて協調する道があることを教えてくれます。お茶の水女子大学の学生が、社会を冷静に見つめ、多様な人々と良好な関係を築きながら自分らしく活躍するために、政治学を役立ててほしいと考えています。

経歴

  • 日本学術振興会 特別研究員(DC1)
  • 東京大学教養学部 特任助教
  • 東京大学大学院総合文化研究科 特任助教
  • 2017年4月 お茶の水女子大学着任

学位

  • 学士(経済学)(東京大学)
  • 修士(学術)(東京大学)
  • 博士(学術)(東京大学)

主な研究実績

  • 豊福実紀(2024)「『年収の壁』はどのように導入・維持されてきたか―政党に着目して」『日本労働研究雑誌』66(8): 63-73.
  • Miki Toyofuku (2024) "Tradeoff between Gender and Class Equality: An Analysis of Tax Policy in Japan." Social Politics, 31(2): 376-403.(査読あり)
  • Philipp Genschel and Laura Seelkopf eds. (2022) Global Taxation: How Modern Taxes Conquered the World. Oxford University Press.(共著)
  • Miki Toyofuku (2020)  "Political Parties’ Attitudes toward Policies for Women in Japan: An Analysis Focused on the Tax System from the 1960s to 2010s ."Japanese Political Science Review, 5: 1-26.(査読あり)
  • Junko Kato and Miki Toyofuku (2018)  "The divergent paths of tax development during different waves of democratization." Japanese Journal of Political Science, 19(3): 333-352.(査読あり)
  • 豊福実紀(2017)「配偶者控除制度の変遷と政治的要因」『社会保障研究』1(4): 845-860.(査読あり)
  • 第41回 日税研究賞 受賞(2018)

研究業績の詳細は、研究者情報のページをご参照ください。

所属学会

日本政治学会、日本公共政策学会、American Political Science Association
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