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2023年5月1日更新
生活法学、比較法史、イタリア法文化論
研究室:本館307室
office hours:月曜日 13時00分〜14時50分
E-mail:kotani.masao(at)ocha.ac.jp ※(at)は@(半角アットマーク)に変えてください
学 部 | 「法学2(法学入門)」「生活関連法」「生活法学」「生活法学演習」「法学総論」「消費者法」「トランス・サイエンス論入門」「手話学入門(コーディネート)」「イタリア法史」 |
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大学院 | 「生活法社会論」「比較法社会論」「トランス・サイエンス論」 |
「生活法学」って何だろう?
「裁判所」なんか自分には一生関係ないや、と思っている人も多いでしょう。確かに、わたしたちが普段の生活を何気なく過ごしているなかでは、あまり 「法律問題」なんて生じないように見えます。しかし、もしある日、あなたが誰かをうっかり怪我させてしまったら? あなたは突然“法の世界”に巻き込まれてしまうかもしれません。あるいは、病院で治療ミスの被害にあったら? 絶対安全と言われていた近くの原発が突然爆発したら?詐欺にあったら? 誰かに訴えられたら? ワクチンの副作用と思われる重篤な症状が出たら?あなたを守ってくれる「権利」はどんなものなのでしょうか。裁判員制度も始まりました。こんなふうに、あなたの日常生活に何かの拍子で法が関わってきたら、いったいどんな変化が起きるのでしょうか。また“日常生活の世界”と接触することによって、今度は逆に“法の世界”のほうにはどんな変化が起きるでしょうか。
私が研究していること、講義やゼミで学生と一緒に考えていこうとしていることは、要するに、そういうことです。 といっても実用的な「ハウ・ツー」をやろうというのではありません。家族や消費など身近な生活問題から出発して、社会的な仕組みのひとつとしての法の基本原理を学び、さらに他の国々では“法と生活世界の関係”はどうなっているのか、あるいは世界の文学作品では法や裁判と人生や信仰との関係についてどのように描かれてきたのか、そんなことを自由に、広く、勉強していきます。そこからまたあらためて振り返ってみて、自分たち自身の“正義感覚”を生活のなかで深く耕していくこと、また“生活者の権利”という角度から自分たちの社会の運営を司っている法や制度を吟味し、問い直し、批判していくこと、そういったことが 「生活法学」の目的なのです。
1963年 | 東京生れ。但し10歳までは大阪で育つ。 |
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1986年 | 東京大学 経済学部 卒業。保母試験に落ちたので大学院へ進学する。 卒業論文「近代国家の存在証明–新・ヘーゲル法哲学批判序説–」(経済学学士) |
1987年 | 保母資格取得。しかし、乗り掛かった船なので一応修士課程だけは終えることにする。 |
1989年 | 東京大学大学院 総合文化研究科 相関社会科学専門課程 修士課程 修了。勢いで博士課程へ。 修士論文「子どもの比較法制史」(学術修士) |
1991年 | 東京大学 社会科学研究所 助手(法律系) に採用される。大学院博士課程は中退。 |
1992〜1994年 | イタリアへ遊学(ナポリ大学文学哲学部歴史学科在籍) |
1996年 | 東大助手を退職(任期満了による)。失業時代始まる。 助手論文「親子関係をめぐる国家制定法と<私人たちの法>:19世紀イタリア法秩序の重層的構造について」 |
1998年 | お茶の水女子大学 生活科学部 生活社会科学講座 助教授 着任。失業時代終わる。 |
2007年 | お茶の水女子大学 大学院 人間文化創成科学研究科 研究院 准教授。単なる組織名の変更です。 |
2015年1月 | 教授。 |
2015年4月 | お茶の水女子大学 基幹研究院 人間科学系 教授。再び組織名の変更です。 |
1999年 | 『世界の社会福祉 第5巻:フランス・イタリア』 旬報社 |
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1999年 | 『イタリアの政治』 早稲田大学出版部 |
1999年 | 『イタリアの社会』 早稲田大学出版部 |
1999年 | 『イタリアの経済』 早稲田大学出版部 |
2001年 | 『養子と里親』 日本加除出版 |
2001年 | 『世界の社会福祉年鑑2001』 旬報社 |
2002年 | 『世界の社会福祉年鑑2002』 旬報社 |
2003年 | 『世界の社会福祉年鑑2003』 旬報社 |
2004年 | 『世界の社会福祉年鑑2004』 旬報社 |
2005年 | 『国民国家と家族・個人』 早稲田大学出版部 |
2005年 | 『世界の社会福祉年鑑2005』 旬報社 |
2006年 | 『世界の社会福祉年鑑2006』 旬報社 |
2007年 | 『世界史史料』 第6巻、岩波書店 |
2007年 | 『家族と犯罪–近しい者の憎悪はなぜ?』お茶の水学術事業会 |
2007年 | 『エンサイクロペディア社会福祉学』中央法規出版 |
2008年 | 『世界の社会福祉年鑑2008』旬報社 |
2009年 | 『現代イタリアの社会保障:ユニバーサリズムを越えて』旬報社 |
2010年 | 『ヨーロッパの司法統計I, II』(東京大学社会科学研究所Research Series, no.38-39) |
2010年 | 『世界の社会福祉年鑑2010』旬報社 |
2010年 |
『イタリア国民国家の形成:自由主義期の国家と社会』日本経済評論社 第四章「未完のプロジェクトとしての<イタリア法>---統一刑法典編纂過程の分析から」(pp.97-128) |
2011年 | 『世界の社会福祉年鑑2011:特集「社会福祉と貧困・格差」』旬報社 |
2012年 |
『近代イタリアの歴史–16世紀から現代まで–』ミネルヴァ書房 第三章「リソルジメント」(pp.45-72) |
2012年 | 『世界の社会福祉年鑑2012:特集「自然災害と社会福祉」』旬報社 |
2013年 | 『世界の社会福祉年鑑2013:特集「公的部門と民間部門の役割と責任」』旬報社 |
2014年 | 『世界の社会福祉年鑑2014:特集「ジェンダーと社会福祉」』旬報社 |
2014年 |
Ricerca, scoperta, innovazione: l’Italia dei saperi, Istituto Italiano di Cultura “Perché un teatro in galera? Della “Compagnia della Fortezza” (Volterra)” (pp.110-116) |
2015年 |
Diritto e giustizia in Italia e Giappone: problemi attuali e riforme, Cafoscarina (Venezia). 「L’Aquila震災リスク裁判論・序説:日伊比較法研究の一素材として」(pp.45-62) |
2015年 | 『世界の社会福祉年鑑2015:特集「各国の子ども政策と社会福祉」』旬報社 |
2016年 |
『市民社会論』おうふう 第五章「ベッカリーア『犯罪と刑罰』における市民・人・名誉 ---イタリアにおける市民社会論研究のために---」(pp.121-148) |
2016年 |
『世界の社会福祉年鑑2016:特集「移民・難民問題と社会福祉」』旬報社 |
2017年 | 『世界の社会福祉年鑑2017:特集「犯罪と社会福祉」』旬報社 「総論:「犯罪と社会福祉」の各国比較から---「包摂的社会(inclusive society)」の方へ---」(pp.3-22) |
2018年 | 『世界の社会福祉年鑑2018:特集「国際ソーシャルワークと社会福祉」』旬報社 |
2019年 | 『新・世界の社会福祉 第4巻:南欧』旬報社(小谷眞男・横田正顕編) (イタリア編)第8章「インクルーシブ教育の可能性---バイリンガルろう教育の実践例から」(pp.161-180)など (ギリシャ編)第1章「ギリシャの福祉国家---アイデンティティ・歴史的発展・展望」(pp.468-492、翻訳)、第2章「ギリシャの保健医療サービス提供におけるサードセクターの役割---連帯クリニックの事例」(pp.493-510、翻訳)、第3章「子どものケアをするのは誰か?---ギリシャにおける児童福祉サービス」(pp.511-531、翻訳)など |
2019年 | 『世界の社会福祉年鑑2019:特集「科学技術と社会福祉――ICTの活用と福祉支援 その現状と課題」』旬報社 「イタリア」(pp.95-138、編集・分担執筆) |
2020年 |
『世界の社会福祉年鑑2020:特集「感染症と社会福祉---コロナ禍と人間」』旬報社 「Covid-19とイタリア---「医療崩壊」から「第二波」まで---」(pp. 55-75) |
2021年 |
Introduzione al diritto giapponese , Giappichelli (Torino). |
2021年 |
B.Faedda, ed.by, Rule of Law: Cases, Strategies, and Interpretations, Ronzani ; The Italian Academy of Columbia University. “Rule of Law in Japan: Cases, History, and Social Structure”(pp. 121-27) |
2021年 |
『 世界の社会福祉年鑑2021:特集「国際人権レジームと社会福祉」』旬報社 「イタリア」(pp. 131-79、編集・分担執筆) |
2022年 | 『世界の社会福祉年鑑2022:特集「教育機会の確保と社会福祉」』旬報社 |
2011年 | チェーザレ・ベッカリーア『犯罪と刑罰』東京大学出版会 |
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1992年 | 「教皇回勅 "Rerum novarum" とその成立過程–<カトリック家族論>研究の基礎作業–」(東京大学社会科学研究所『社会科学研究』 vol.44-no.3) |
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1995-96年 | 「親子関係をめぐる国家制定法と<私人たちの法>(1)(2)–19世紀イタリア法秩序の重層的構造について–」(『社会科学研究』 vol.47-no.4, no.6) |
1997年 | 「慈善事業法体制試論:1862-1890–イタリア救貧法史研究序説–」(日伊協会『日伊文化研究』 no.35) |
1997年 | 「夫婦の別居と『親権共同行使の原則』–<子どもの権利>論による再構成–」(『社会科学研究』 vol.49-no.1) |
2001年 | 「イタリア刑法史における<名誉の事由>:1889-1981–<生活法学>の構想のために–」(お茶の水女子大学『人文科学紀要』 vol.54) |
2003年 | 「Maria Rosa 奇譚–19世紀末 Napoli の法空間–」(『人文科学紀要』 vol.56) |
2004年 | 「Vesuvioの3人の農婦たち–20世紀初頭 Napoli の法過程–」(『人文科学紀要』 vol.57) |
2004年 | 「《資料紹介》ローマ教皇不可謬性教義宣言(1870年)」(『生活社会科学研究』no.11) |
2005年 | 「嬰児殺か過失致死か?–19世紀末 Napoli の刑事裁判資料を読む–」(お茶の水女子大学『人文科学研究』 vol.1) |
2005年 | 「もうひとつの福祉レジーム? –イタリアの研究動向から–」(『福祉社会学研究』no.2) |
2007年 | 「《研究ノート》Lombrosoのイタリア刑法典草案批判と嬰児殺犯をめぐる"物語り"」(『生活社会科学研究』no.14) |
2009年 | 「《研究動向》里親委託という主題–「家族的養育委託(affidamento familiare)」に関するイタリアの研究動向より–」(『家族社会学研究』vol.21-no.2) |
2011年 | 「ピノッキオの法文化 –『人間の子ども』になる条件–」(『星美学園短期大学 日伊総合研究所報』no.7) |
2013年 | 「イタリア人にとって法とは何か–法律としての法と文化としての法–」(『星美学園短期大学 日伊総合研究所報』no.9) |
2013年 | 「セレーナ・クルス事件再考–社会的養護をめぐるイタリアの法文化–」(『新しい家族–––養子と里親制度の研究』no.56) |
2013年 | 《翻訳》ダーリオ・イッポリート(Dario Ippolito)(小谷訳)「革命期イタリア半島における共和制的立憲主義(1796-1799)」(『生活社会科学研究』no.20) |
2014年 | 「イタリアにおける大規模災害と公共政策–2009年アブルッツォ州震災の事例を中心に–」(『海外社会保障研究』no.187) |
2017年 | 《翻訳》ルチーア・カステッラーノ(Lucia Castellano)(小谷訳)「ボッラーテ刑務所の奇跡――イタリアの刑務所改革はいかに推進されたのか?」(ウェブサイト “Synodos: academic journalism” に掲載) |
2017年 | 「イタリアにおける「脱施設化」---児童施設の現状分析を中心に---」(『社会保障研究』vol.2-no.2-3) |
2018年 |
《翻訳》ルチーア・カステッラーノ(Lucia Castellano)(小谷訳)「ボッラーテ刑務所の奇跡」(『龍谷大学矯正・保護総合センター研究年報2017』no.7) |
2020年 | 「子ども・家族・司法---日本の家庭裁判所とイタリアの未成年者裁判所を比較する---」(『子ども学』no.8) |
2021年2月 |
「COVID-19とイタリア――「医療崩壊」から第2波制御まで――」(2020年度 生活社会科学研究会「緊急」シンポジウム「Covid-19と社会科学」第1報告)(『生活社会科学研究』27号) |
2011年 | 小谷眞男・下城史江・飯泉菜穂子「新しいリベラルアーツとしての日本手話:お茶の水女子大学における「手話学入門」導入の経験から」(『手話学研究』no.20) |
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2016年 | 難波知子・伊藤亜矢子・香西みどり・小谷眞男・須藤紀子・元岡展久「「防災・災害」を切り口とした分野横断型授業「生活科学概論」の試み---専門知識を実践活動につなげる---」(『人文科学研究』vol.12) |
1990年4月 | 財団法人地方自治協会研究嘱託(-1991年3月) |
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1991年4月 | イタリア近現代史研究会事務局(-1992年4月) |
1991年6月 | 比較家族史学会第19回研究大会開催校事務局 |
1992年3月 | 子どもの人権研究会世話人(-現在) |
1992年10月 | "Bollettino del dicianovesimo secolo"(Napoli) 編集委員(-1994年8月) |
1995年8月 | 国際法社会学会第31回国際学術大会開催校事務局 |
1996年4月 | イタリア近現代史研究会事務局(-1997年3月) |
1996年9月 | 株式会社日立デジタル平凡社『マイペディア97:CD-ROM版』法律関係項目改訂編集作業嘱託(-1997年2月) |
1997年1月 | 財団法人社会福祉振興・試験センター「諸外国の生活保護制度に関する調査研究」委嘱(-1997年3月、平成8年度事業イタリア現地調査文献研究を担当) |
1997年2月 | お茶の水女子大学大学院家政学研究科非常勤講師(-同年3月) |
1997年4月 | お茶の水女子大学生活科学部非常勤講師(-1998年3月) |
1997年4月 | 東京外国語大学外国語学部非常勤講師(-1998年3月) |
1997年4月 | 財団法人日伊協会 イタリア文化セミナー「文化史セミナー:誘惑の聖母–イタリア人の宗教的心性–」講師(-同年6月) |
1997年9月 | 株式会社日立デジタル平凡社『世界大百科:CD-ROM版』法律関係項目改訂編集作業嘱託(-1997年12月) |
1997年10月 | 東京大学大学院総合文化研究科客員准教授(-1998年3月) |
1998年3月 | 「オリーブの木フォーラム」における同行通訳(東京・仙台・神奈川) |
1998年 9月 | 世田谷市民大学1998年度秋期夜間講座「家族生活の法社会学」講師(-同年10月) |
1999年4月 | 東京外国語大学外国語学部非常勤講師(-2000年3月) |
1999年10月 | 財団法人日伊協会 イタリア文化セミナー「文化比較セミナー:世紀末の日常–イタリア式vitaの現在–」講師(-同年12月) |
1999年10月23日 | 茅ヶ崎市南湖公民館異文化講座「イタリア文化を考える」(第1回「イタリア王国からイタリア共和国へ–『イタリア人』の誕生–」)講師 |
2000年4月 | イタリア近現代史研究会事務局(-2001年3月) |
2000年5月 | 財団法人日伊協会 イタリア文化セミナー「文化比較セミナー:世紀転換期の日常–イタリア式 vita とカトリック教会–」講師(-同年7月) |
2000年9月 | NHK文化センター「JALシニアーズアカデミー:人間の歴史コース」(「『イタリア統一』を考える–『イタリア人』は誕生したか?–」)講師(-同年10月) |
2001年2月3日 | 小田原市中央公民館国際交流講座「イタリアを知る」(第1回「イタリア王国からイタリア共和国へ–『イタリア人』の誕生–」)講師 |
2001年4月 | 東京外国語大学外国語学部非常勤講師(-2002年3月) |
2001年5月 | 日本法社会学会2001年度学術大会開催校事務局 |
2002年3月 | イタリア社会保障研究所(IRIDISS, Salerno)スタッフセミナー「児童福祉の日伊比較」講師 |
2002年3月 | Movimento aperto (Napoli)主催市民セミナー "La cultura giuridica del Giappone" 講師 |
2002年9月20日 | 日本福祉施設士会「海外研修セミナー2002:事前研修会」(「イタリアの社会的援助とその背景」)講師(於:全国社会福祉協議会) |
2003年6月14日 | 茅ヶ崎市南湖公民館:市民サークル "Buon giorno, Italia" 2003年6月例会招待講師("Napoli: vedi i vicoli, e poi mori."と題して講演) |
2003年10月18日 | お茶の水女子大学公開講座「内なる異文化」(第3回「日本の法文化を考える–イタリアとの比較から–」)講師 |
2004年 5月 | 世田谷市民大学2004年度前期夜間講座「生きるべきか死ぬべきか–それは法の問題だ シェイクスピアを読む」講師(-同年6月) |
2005年11月 | 財団法人日伊協会 イタリア文化セミナー「イタリア法律ABC」講師(-同年12月) |
2006年10月28日 | 読売・お茶大 女性アカデミア21「家族と犯罪:近しい者の憎悪はなぜ?」(於:お茶の水女子大学)パネリスト |
2006年11月9日 | お茶の水女子大学生活科学部かつしか講座(葛飾区人材養成講座I)「生活と福祉を考える 第5回:子どもと福祉の比較法社会論:イタリアと日本」(於:葛飾区役所)講師 |
2006年 11月23日-26日 |
日伊女性国際会議「女性と社会:日本とイタリア」(東京イタリア人女性協会・お茶の水女子大学・イタリア文化会館共催、於:イタリア文化会館)企画運営および第1セッション司会などを担当 |
2008年3月 | Napoli "Orientale" 大学セミナー「日伊比較法文化論」講師 |
2008年5月 | Roma "La Sapienza" 大学セミナー「日伊比較法文化論」講師 |
2008年11月28日 | 財団法人日伊協会 イタリア文化セミナー「なんたってナポリ 第4回:ナポリ–その影、『ゴモッラ』だけでは語れない」講師 |
2009年4月 | 比較家族史学会事務局員(—2011年3月) |
2009年6月 | 関東学院大学2009年度春学期公開講座「南イタリア都市紀行」第4回「ナポリ(1)その影、ゴミ問題は誰のせい?」講師 |
2009年11月 | 国際シンポジウム「日本の中の《イタリア》:文化表象にみるイメージの社会構築をめぐって」にて報告:「“badanti”の時代におけるイタリア家族像」(早稲田大学) |
2009年12月 | イタリア統一150周年記念シンポジウム「イタリア人を創る–自由主義期イタリアと国民国家形成–」にて報告:「統一刑法典編纂と国民国家“イタリア”の形成」(日本女子大学) |
2010年5月 | 日本法社会学会にて報告:「イタリアの司法統計の歴史」、「〈イタリア法〉の生成–19世紀イタリアにおける司法統計・国家形成・法 学–」(佐藤岩夫(東京大学)・高橋裕(神戸大学)・小谷の共同企画ミニシンポジウム「近代ヨーロッパと司法統計」において報告したもの。同志社大 学) |
2010年6月 | 比較家族史学会にて報告:「ベッカリーア『犯罪と刑罰』における家族論–「家族の精神」と「共和国の精神」–」(佛教大学) |
2010年10月 | 日本手話学会にて報告:「イタリアにおけるバイリンガリズム–研究序説–」(慶應義塾大学) |
2010年11月 | 星美学園短期大学2010年度公開講座「イタリア文化講座:イタリア文化への招待」第6回「ピノッキオの法文化–『人間の子ども』になる条件–」講師 |
2011年6月 | 比較家族史学会30周年記念大会サブ・シンポジウム「諸文化における『近代家族』の諸相」の企画運営および司会を担当(中央大学) |
2011年10月 | 日本手話学会にて報告:「イタリアにおけるバイリンガリズム–コッサート小学校の調査から–」(関西学院大学) |
2012年7月 | 星美学園短期大学第9回公開講演会「イタリア人にとって法とは何か–法律としての法と文化としての法–」講師 |
2012年10月 | 養子と里親を考える会月例会にて報告:「セレーナ・クルス事件再考–社会的養護をめぐるイタリアの法文化–」(大正大学) |
2013年3月 | 龍谷大学矯正・保護総合センター主催「人と社会を結ぶソーシャル・ファーム–罪を犯した人を排除しないイタリアの挑戦–」シンポジウムにおけるミニ講演「受刑者劇団 ”La Compagnia della Fortezza” の活動」講師など |
2013年6月 | 日伊比較法研究会第1回大会にて報告:“La Protezione civile e la cultura giuridica italiana”(イタリア文化会館、イタリア語) |
2013年10月 | 日本犯罪社会学会にて報告「ベッカリーアの犯罪論」(北海学園大学) |
2013年10月 | 日本手話学会にて報告「イタリアのバイリンガリズム(リベンジ編)」(鈴鹿医療科学大学) |
2013年11月 | イタリア文化会館 “La giornata degli italianisti”にて報告:“Perché un teatro in galera?”(イタリア文化会館、イタリア語) |
2014年9月 | イタリア近現代史研究会全国大会にて報告「“diritto comuneの危機” と法律家たち:“diritto patrio” 言説の検証」(拓殖大学) |
2014年12月 | ベッカリーア『犯罪と刑罰』刊行250周年記念国際会議にて報告 “Beccaria e la cultura della Roma tardo-repubblicana: “the Ciceronian moments” in Dei delitti e delle pene”(パリ、イタリア語) |
2015年3月 | 国際会議「遺伝学的証拠と誤判」にて報告 “Il caso Hakamada: la condanna dell’innocente e la prova del DNA a discarico nell’esperienza giapponese”(ミラノ、イタリア語) |
2015年5月 | 世界法社会学会報告 “Law in the Liberal Arts in Japan: for whom and how?”(ポルトアレグレ(ブラジル)、英語) |
2015年7月 | 日伊比較法研究会第2回大会にて報告:“Riflessioni sul convegno Prova genetica ed errore giudiziario (Milano, 23 marzo 2015)”(イタリア文化会館、イタリア語) |
2016年3月 | サイエンス・カフェ「イタリア震災裁判が投げかける問い —災害リスクと科学者の社会的責務」講師(文部科学省情報ひろばラウンジ) |
2017年3月 | 龍谷大学矯正・保護総合センター主催日伊刑務所改革シンポジウム「ボラーテ刑務所の奇跡:ソーシャルファームを活用した社会復帰」にてイタリア司法省社会内処遇局局長L.カステッラーノ氏のイタリア語講演通訳・翻訳 |
2017年3月 | イタリア近現代史研究会全国大会にて報告「Protezione civile o incivile?--- 2009年ラクイラ震災から見えてくるイタリア社会の現在 ---」(日本女子大学) |
2017年6月 | 世界法社会学会報告 “Socio-legal research on life-world of migrant care workers in Italy: quality of life and citizenship”(メキシコ・シティ、英語) |
2017年10月 | 社会政策学会にて報告「イタリアにおける外国人ケアワーカーの生活世界 ---「正規化」政策とケアの市場化を背景として ---」(愛知学院大学) |
2018年5月 | ミラノ・ビコッカ大学にて"Scuola in Giappone"と題するゲスト講義を担当 |
2019年6月 | 東京国際ろう映画祭シンポジウム「ろう者の言語、歴史、文化とオーラル・ヒストリー」パネリスト(イタリア文化会館) |
2019年11月 | 日伊比較法研究会第4回大会にて報告: “Tribunali per i minorenni italiani ed tribunali di famiglia giapponesi: una comparazione delle culture giuridiche italiana e giapponese in materia di bambini”(立命館大学、イタリア語) |
2019年11月 | 人類遺伝学会シンポジウム「出生前遺伝学的検査の検査体制はどうあるべきか」パネリスト(報告「新出生前診断に対して市民社会が危惧し、疑問に思っていることは何か」)(長崎ブリックホール) |
2020年11月 |
2020年度 生活社会科学研究会「緊急」シンポジウム「Covid-19と社会科学」の第1報告「COVID-19とイタリア――「医療崩壊」から第2波制御まで――」(Zoom開催) |
2021年3月 |
イタリア研究会第481回例会にて報告「イタリアのインクルーシブ・バイリンガルろう教育 ~Cossato(Biella 県)の実践事例から~」(Zoom開催) |
2021年4月 |
イタリア近現代史研究会事務局(-2022年3月) |
2021年12月 |
イタリア近現代史研究会オンライン例会「統一テーマ:COVID-19のイタリア」にて話題提供(n.2)「"Tutti in casa!" 絵画コンクールにみる子どもの心象風景」(Zoom開催) |
2022年3月 |
龍谷大学シンポジウム「イタリアの実践から日本の少年司法について考える」(オンライン)にて、個人報告「イタリア少年司法2019年調査から---現状と歴史の点描---」、およびClaudia De Lucaナポリ少年検察局検事のイタリア語講演 “La giustizia minorile in Italia. Prevenzione e repressione: due facce della stessa medaglia” の通訳を担当 |
2022年6月 | 比較家族史学会にて報告「「お上の正義が晴らすべきはまさしくこの闇なり」---20世紀初頭ナポリの裁判事例を通して見るルォータの法社会史」(Zoom開催) |
1986年度の東京都保母試験合格により、児童福祉法施行令22条(旧規定)に基づく資格(いわゆる保母資格)を取得。