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教員紹介|西村 純子 准教授

2019年5月29日更新

西村 純子(にしむら・じゅんこ)准教授:社会学

専門分野

家族社会学

連絡先

研究室:本館304号室
電話・FAX番号:03-5978-5788
office hours:木曜日12時30分〜13時10分
E-mail:nishimura.junko(at)ocha.ac.jp ※(at)は@(半角アットマーク)に変えてください

担当科目

学 部 家族関係論、社会福祉学、生活福祉学演習 I ・II
大学院

生活福祉論、生活福祉論演習、家族社会学

教育抱負

社会学は、あえてひとことで言うならば、社会に起こっているあらゆる社会的事象について、社会のしくみや成り立ちと関連づけて考察していく学問です。学生のみなさんには、社会学という道具を自分のものとし、①社会的事象を多面的にとらえる力、そして②現実に起こっている社会的事象を分析することのできる力を身につけてほしいと考えています。
社会学で強調されることのひとつは、対象から距離をとって(対象を相対化して)みる、という対象への接近方法です。対象からいったん距離をとってみると、物事はそれを見る人の立場によって、さまざまな見え方・解釈の仕方がありうることがわかってきます。言い換えると、社会学はそれを学ぶ人に、一見理解することが難しいと思われるような他者の行動にも、その人なりの理由や事情、その背景となっている社会的・歴史的要因があることに、想像力を働かせるようにせまってきます。学生のみなさんには、社会学を学ぶなかで、このような社会学的な思考の習慣を身につけてほしいと考えています。
また、社会的事象を分析していくにあたっては、社会学的な思考を鍛えると同時に、これまで社会学が社会的事象を説明するためにもちいてきた理論や概念を学ぶこと、対象に接近するための方法論や分析手法を着実に学習していくことが必要です。そのうえで、学生のみなさんには、自分の問いを突き詰めて、文献を頼りにブラッシュアップしていくこと、試行錯誤しながらデータを分析し、データに向き合いながら、そこから見えてくる社会のありように想像力を働かせること、こうした経験を積み重ねることによって、社会学という道具を使って、社会を冷静に分析する力を養ってほしいと考えています。
学生のみなさんが、オープンな議論を通して、研究テーマを見つけ、深めていけるよう、お手伝いしていきます。

経歴

国際基督教大学教養学部卒業
慶應義塾大学大学院社会学研究科修士課程修了
慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学
慶應義塾大学大学院社会学研究科より[博士(社会学)]の学位取得
明星大学人文学部専任講師、助教授、准教授、教授
2018年4月より現職

研究業績

著書(単著)
  • Nishimura, Junko, 2016, Motherhood and Work in Contemporary Japan, Routledge.
  • 西村純子,2014,『子育てと仕事の社会学――女性の働きかたは変わったか』弘文堂.
  • 西村純子,2009,『ポスト育児期の女性と働き方――ワーク・ファミリー・バランスとストレス』慶應義塾大学出版会.
著書(共著)
  • 西村純子,2018,「家族構造が子どもに及ぼすインパクト――家族構造・ソーシャル・キャピタルと中学生の成績/自己肯定感との関連」佐藤嘉倫編『ソーシャル・キャピタルと社会――社会学における研究のフロンティア』ミネルヴァ書房,107-130.
  • 西村純子・松井真一,2016,「育児期の女性の就業とサポート関係」稲葉昭英・田中重人・田渕六郎編『日本の家族1999-2009』東京大学出版会,163-185.
  • 西村純子,2014,「女性の就業と子育て――就業キャリア研究の展開」渡辺秀樹・竹ノ下弘久編著『越境する家族社会学』学文社,37-54.
  • 賀茂美則・西村純子,2013,「家族生活とストレス」石原邦雄・青柳涼子・田渕六郎編『現代中国家族の多面性』弘文堂,133-144.
  • Nishimura, Junko, 2013, “Determinants of Employment of Women with Infants.” Pp.235-254 in Shigeto Tanaka (ed.) A Quantitative Picture of Contemporary Japanese Families: Tradition and Modernity in the 21st Century, Tohoku University Press.
  • Nishimura, Junko, 2012, “Women’s Employment, Family-Role Overload, and Mental Health.” Pp. 159-178 in Kunio Ishihara and Rokuro Tabuchi (eds.), Changing Families in Northeast Asia: Comparative Analysis of China, Korea, and Japan.. Sophia University Press.
  • 西村純子,2010,「『家族』を読み解く――親たちへの批判的なまなざしを問い直す」塩原良和・竹ノ下弘久編『社会学入門』弘文堂,27-37.
  • 西村純子,2009,「夫婦の働き方」藤見純子・西野理子編『現代日本人の家族――NFRJからみたその姿』有斐閣,104-114.
  • 竹ノ下弘久・西村純子,2005,「性役割意識の規定要因に関する国際比較―日本と韓国の比較から」渡辺秀樹編『現代日本の社会意識――家族・子ども・ジェンダー』慶應義塾大学出版会,39-61.
  • 西村純子,2004a,「育児期後の女性の就業と家族生活」渡辺秀樹・稲葉昭英・嶋崎尚子編『現代家族の構造と変容――全国家族調査[NFRJ98]による計量分析』東京大学出版会,215-230.
  • 西村純子,2004b,「近代家族の中の女性」清水浩昭・森謙二・岩上真珠・山田昌弘編『家族革命』弘文堂,61-67.
  • 西村純子,2004c,「子育て」清水浩昭・森謙二・岩上真珠・山田昌弘編『家族革命』弘文堂,144-151.

学術論文
  • 西村純子,2018,「家庭科教育と家族社会学――家族関係学のテキスト分析」『生活社会科学研究』25:35-50.
  • 西村純子,2018,「家族構造と親子関係――母子世帯・ふたり親世帯の母親の子どもと過ごす時間の比較」日立財団Webマガジン『みらい』2 (http://www.hitachi-zaidan.org/mirai02/paper/index.html).
  • Nishimura, Junko and Hyunji Kwon. 2016. “Divergence in women’s employment in Korea and Japan: What shapes the different patterns around childbirth?” Development and Society, 45(3): 467-502. Doi: 10.21588/dns/2016.25.3.005
  • Nishimura, Junko, 2016, “Women’s Employment and Educational Attainment: A Cross-National Comparison.” Meisei University Research Bulletin of Sociology, 36: 25-39.
  • 西村純子,2014,「女性の働きかたは変わったか――子育てと仕事をめぐって」『月刊福祉』97(14): 54-55.
  • Nishimura, Junko, 2011, “Socioeconomic Status and Depression Across Japan, Korea, and China: Exploring the Impact of Labor Market Structures.” Social Science & Medicine, 73: 604-614.
  • 西村純子,2011, 「ワーク・ファミリー・コンフリクトの規定要因とその帰結――ジェンダーおよびライフステージによる差異に注目して」『生活協同組合研究』427: 26-32.
  • 西村純子,2010,「女性の働き方とストレス――仕事と家事・子育てとの両立のコツは?」『季刊ひょうご経済』108: 8-13.
  • Nishimura, Junko, 2010, “What Determines Employment of Women with Infants: Comparisons between Japan and US.” Meisei University Research Bulletin of Sociology, 26: 17-26.
  • 西村純子,2006,「就業変化とディストレス――出産・育児期の女性についてのパネルデータ分析」『家族研究年報』31: 29-41.
  • 西村純子,2005a,「育児期後の女性の就業と家族生活――女性の二重負担に対するストレス・アプローチ」慶應義塾大学大学院社会学研究科博士学位請求論文.
  • 西村純子,2005b,「職業生活の家族生活への影響――育児期後の女性の家族生活ストレーンの規定要因」『家族社会学研究』17(1): 25-33.
  • 西村純子・竹ノ下弘久,2003,「公開データ利用型社会調査教育の方法と課題――JGSS第2回予備調査を用いた試み」『明星大学社会学研究紀要』23: 51-61.]
  • 西村純子,2001a,「主婦という違和感/主婦という制度――現代中年女性のライフ・ストーリーから」『家族社会学研究』12(2): 223-235.
  • 西村純子,2001b,「性別分業意識の多元性とその規定要因」『年報社会学論集』14: 139-150.
  • 西村純子,2001c,「女性の就業と家族生活ストレーン――女性の就業は誰の利益か?」『哲学』(慶應義塾大学三田哲学会)106: 1-29.
  • 西村純子,2000a,「『主婦』をめぐる意識構造」『季刊家計経済研究』47: 59-72.
報告書
  • 西村純子,2011,「乳幼児をもつ女性の就業の規定要因――NFRJ98, NFRJ03, NFRJ08の比較」田中重人・永井暁子編『第3回家族についての全国調査(NFRJ08)第2次報告書 第1巻 家族と仕事』,1-15.
  • 西村純子,2009,「健康とストレス」『日本と中国における家族生活‐ミクロデータ活用による基礎的比較分析(2)』文部科学省科学研究費研究成果報告書(研究課題名「ミクロデータの相互利用による家族の国際比較研究」,研究代表者:石原邦雄,基盤研究(C)、課題番号:20530477),129-140.
  • Nishimura, Junko, 2008, “Women’s Socioeconomic Status and Distress: A Comparative Study between Japan and Korea.” Comparative Research on Changing Family Structure in Northeast Asia: Japan, China, and Korea, Report for Grant-in-Aid for Scientific Research of Japan Society for the Promotion of Science, Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology, Primary Investigator: Kunio Ishihara, Project Term: 2005-2007, Grant Number: 17330119, 246-256.
  • 竹ノ下弘久・西村純子,2008,「人づきあいのあり方と精神的健康――南米出身の日系人を事例に」池上重弘編『外国人市民と地域社会への参加――2006年浜松市外国人調査の詳細分析』静岡文化芸術大学文化政策学部長特別研究成果報告書,71-89.
  • 西村純子,2006,「ライフステージ、ジェンダー、ワーク・ファミリー・コンフリクト――ワーク・ファミリー・コンフリクトの規定要因と生活の質との関連」日本家族社会学会 全国家族調査委員会『第2回家族についての全国調査(NFRJ03)第2次報告書No.1 夫婦、世帯、ライフコース』,75-88.
  • 西村純子,2005a,「家族に関する悩み事、仕事と家族の葛藤」平成13年度~平成16年度科学研究費補助金(基盤研究(A))研究成果報告書『現代日本家族のトレンド(趨勢)研究-第2回家族についての全国調査-』(研究代表者 渡辺秀樹),105-118.
  • 西村純子,2005b,「家族に関する悩みごと、仕事と家族の葛藤」日本家族社会学会 全国家族調査委員会 『第2回家族についての全国調査(NFRJ03)第一次報告書』,113-126.
  • 西村純子,2005c,「若年成人層がかかえる家族と仕事に関する悩み・葛藤」厚生労働科学研究費補助金 政策科学推進研究事業 『少子化日本の子産み・子育てにおけるジェンダー構造に関する研究』総合研究報告書(平成15年度~平成16年度)(主任研究者 石原邦雄),69-74.
  • 西村純子,2005d,「家族と仕事に関する悩み・葛藤:ジェンダー構造の地域差・階層差」 厚生労働科学研究費補助金 政策科学推進研究事業 『少子化日本の子産み・子育てにおけるジェンダー構造に関する研究』総合研究報告書(平成15年度~平成16年度)(主任研究者 石原邦雄),135-148.
  • 岩田克彦・堀井由紀・西村純子,2002,「国際比較」日本労働研究機構編 『平成13年度厚生労働省受託ミレニアム・プロジェクト「諸外国における高齢者雇用・就業の実態に関する研究」報告書』,301-349.
  • 西村純子,2001,「家族構造と家族生活ストレーン―ひとり親、ふたり親、ステップ・リレイション」文部科学省研究費基盤研究(A)『家族についての全国調査(NFR98)報告書No.2-2現代の日本の親子関係』(研究代表者:渡辺秀樹),91-110.
  • 山口純一・柏崎千佳子・西村純子・塩原良和、鹿島玄明,2001,「ニューカマーの若者たち」かながわ自治体の国際政策研究会編『神奈川県外国籍住民生活実態調査報告書』,290-314.(執筆担当部分 5. 家族関係)
  • 山岸素子・徐阿貴・西村純子・長谷部美佳、小林宏美,2001,「日本人男性をパートナーとする外国籍女性たち――日本の家族・社会制度と関連を中心に」かながわ自治体の国際政策研究会編『神奈川県外国籍住民生活実態調査報告書』,335-367.(執筆分担部分:1. はじめに 6. サポート・ネットワークとサポート・システム 7. 求められる取り組み)
  • 西村純子,2000,「親子関係」日本家族社会学会全国家族調査委員会編『第1回家族についての全国調査(NFR98)報告書No.1』,113-126.
  • 西村純子,1999,「中年期親と成人子との親子関係-「親であること」への評価をめぐって」平成10年度文部科学省科学研究費研究成果報告書(1)『ミクロデータの活用による米国家族の分析-日米比較の視点から』(研究代表者:石原邦雄),19-31.
  • 西村純子,1997,「エンプティ・ネスト期における夫婦関係」平成8年度文部省科学研究費研究成果報告書(1)『公共ミクロデータの活用による家族構造の国際比較研究-米国NSFH調査データの利用を通して』(研究代表者:石原邦雄),110-119.
書評
  • 西村純子,2017,「Booksジェンダー最前線 ワンオペ育児――わかってほしい休めない日常」『Cutting-Edge』61.
  • 西村純子,2015,「書評リプライ」『三田社会学』20: 173-175.
  • 西村純子,2014,「書評『格差社会の福祉と意識』武川正吾・白波瀬佐和子編著」『理論と方法』56: 371-386.
  • 西村純子,2012,「書評 アーリー・ラッセル・ホックシールド著 坂口緑・中野聡子・両角道代訳『タイムバインド――働く母親のワーク・ライフ・バランス』」『季刊家計経済研究』96: 98-99.
  • 西村純子,2011,「書評 佐藤博樹・永井暁子・三輪哲編『結婚の壁――非婚・晩婚の構造』」『家族研究年報』36: 152-155.
  • 西村純子,2001,「書評 目黒依子・矢澤澄子編『少子化時代のジェンダーと母親意識』」『季刊家計経済研究』50: 86-87.
  • 西村純子,2000,「文献紹介 石原邦雄編『妻たちの生活ストレスとサポート関係』」『家族社会学研究』12(1): 42.
学会・社会的活動
  • 日本家族社会学会 研究活動委員(2011-13年)
  • 内閣府「少子化社会対策の大綱見直しに向けた意識調査」検討会 委員(2013-14年)
  • 日本家族社会学会『家族社会学研究』編集委員(2013年-現在)
  • 家族問題研究学会『家族研究年報』編集委員(2014-17年)、委員長(2018年-現在)
  • 第三次日野市男女平等行動計画策定委員会 副委員長(2015-16年)
  • 第7期日野市男女平等推進委員会 副委員長(2016-18年)
  • 日本社会学会 社会学教育委員会 委員(2016-18年)
  • 日本家族社会学会 全国家族調査委員会委員(2017年-現在)
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